丁番構造
眼鏡の丁番は下図の部品構成です。
汎用品のメタル用フレームにおいて
断面形状が規格化されたものが多く、
説明図では同じ断面のものを、フロント用 と テンプル用 に設計され加工し利用しています。
図はチタン材の左用で、一枚ゴマに洋白のスリーブワッシャーをはめ込み、
フロントの2枚駒をはめて、上からネジで締めこむ構造になっています。
Titanium と表示されている眼鏡フレームには、ワッシャーが挟み込まれています。
洋白材のフレームの場合は丁番の材種はチタンを使っていないので、ワッシャーは使用していません。
また、丁番においては、チタン材と洋白材で組み合わせて使用するものもあるので
この場合にも、ワッシャーを使用する必要がないのです。
2枚駒の内側に面取りがしてあります。
一枚駒にワッシャーをはめて、組み合わせる際にスムーズに組み込めるようにしています。
面取りがあるということで、ワシャーを組み込んでいるとわかりますね。
ワッシャーは、部品数も増えるので、ワッシャーを使わずに、
代わりに、コーティングで丁番の回転摺動性をよくしているものもあります。
コスト高になるので使用されているものはわずかです。