「目に見える光」とサングラスのレンズについて
「目に見える光」とサングラスのレンズについて
光りは、自然光として太陽から、日常生活の中の照明器具から発せられています。
人の目に見える光は一般に、「可視光」と呼んでいます。
さらに詳しく、電磁波のうち、ヒトの目で見ることが可能のものを、「光」と認識しているでしょう。
JISZ8120により、
可視光線に相当する電磁波の波長の短い範囲の波長(下界)はおおよそ360-400 nm、
波長の長い範囲の波長(上界)はおおよそ760-830 nmです。
可視光線より波長が短い場合も、長い場合も、ヒトの目には見ることができなくなるのです。
可視光線より波長の短いものを紫外線、長いものを赤外線と呼びます。
可視光線を波長により分離してみると、可視光線は、ヒトの目には異なった色の光として認識されているのが分かります。
各波長帯の色は、日本語では波長の短い側から順に、紫、青紫、青、青緑、緑、黄緑、黄、黄赤(橙)、赤で、七色といわれています。
人体に有害とされている、短い範囲の波長(下界)紫外線は、おおよそ360-400 nm以下の範囲です。
サングラスのレンズは、この380nm以下の波長をカットしなければなりません。
UV400と記されているものは、400nm以下をカットしているという仕様の表示です。
カットしているといっても、99.9%か80%か60%か、サングラスを購入する場合には、数値が100%に近いほうが性能が良いので、数値表示を確認して購入しましょう。
波長の長い範囲の波長(上界)赤外線は、
赤外線を利用した暖房器具などは低温やけどをする恐れがある。
赤外線を長期間見つめ続けると、白内障の発症率が上がる。
と言われております。